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耕運機からオイル漏れ!対処法やメンテナンス方法を解説。

こんにちは!自分のお庭で作物を育てるのって楽しいですよね。ただ、時には使う道具、特に耕運機にちょっとした問題が起こることもありますよね。その中でも今回は「オイル漏れ」にフォーカスしてみたいと思います。

でも大丈夫、ちょっとしたテクニックを覚えることで、この問題もクリアできますよ。さっそく、耕運機とオイル漏れについて詳しく見ていきましょう!

この記事を読んでわかること
  • 耕運機のオイル漏れの原因は何?
  • 耕運機のオイル漏れを未然に防ぐためのメンテナンス法
  • オイルの交換、補充の方法

お庭作業が楽しい時間になるために、大切なポイントをお伝えします。それでは、始めてみましょう!

目次

耕運機のオイル漏れの原因とメンテナンス

耕運機は家庭菜園で土地の準備や耕運作業に欠かせない機械ですが、長期間の使用や適切なメンテナンスの欠如によってトラブルが発生することがあります。特に「オイル漏れ」は、耕運機の正常な動作に悪影響を及ぼす可能性のある重要な問題です。以下では、オイル漏れの原因、対処法、そして予防策について詳しく説明します。

耕運機のオイル漏れの原因と対処法

耕運機のオイル漏れの一般的な原因

耕運機のオイル漏れが特に起きやすい部分は、以下の通りです。

  • エンジン部:クランクシャフトオイルシールの劣化
  • ミッション部:タイヤ軸、爪軸、シフター軸部のオイルシールの劣化

オイルが漏れる要因として考えられる場所のほとんどがオイルシールやガスケットといった消耗部品の劣化です。オイル漏れを起こしたら基本的には部品を交換するしか方法はありません。

オイル漏れを未然に防ぐための定期的な点検とケア方法

では、オイル漏れを防ぐためにはどうすればいいのでしょうか。簡単にできるメンテナンスを紹介してみますね。

定期的なオイル交換

耕運機のオイルは何年も変えない人も多いです。劣化したオイルはシールやガスケットの劣化を早める可能性がありますし、オイルの粘度が低下して漏れにつながることもあります。

爪軸部の草の巻きつきをとる

耕運機の爪軸部に草や根が絡まないように定期的な点検と清掃を行いましょう。絡まった草がシールやガスケットを押し付けるような形になってシールを破損したりシールリップの内側に潜り込み、オイル漏れの原因となることがあります。

使ったら水洗い&軸に防錆剤をスプレー

使用後は、耕運機を水で洗い流す習慣を持つことも重要です。土や汚れがオイルシールを損傷したり、シャフトが錆やすくなり、錆びがオイルシールを傷つける可能性もあります。水洗い後はスプレー式の防錆剤を軸部に噴きつけてしっかり水分を乾燥させる。

これらの対策を実行することで、耕運機のオイル漏れを防ぎ、機械の寿命を延ばすこともできますよ。

オイル漏れが発生した際の対応策

ただし、どこまでメンテナンスしてもいずれはオイル漏れが起きます。

なぜならオイルシールなど消耗部品の劣化は遅らせることはできても止めることはできないからです。そのためオイル漏れが発生した場合の対応策を知っておくことも大切です。

オイル漏れの場所を見分ける

最初にオイル漏れの場所を特定しましょう。エンジン部からの漏れなのか、ミッション部からの漏れなのかを確認します。漏れの場所によって対処法が異なるため、正しい箇所を特定することが重要です。

オイル漏れの量を確かめる

漏れたオイルの量を確認しましょう。少量の漏れであれば、一時的な応急処置を行っても問題ありませんが、大量の漏れがある場合はプロに相談することをおすすめします。漏れの量を確かめることで、緊急性を判断できます。

特に耕運機のエンジンオイル量はもとから非常に少ないです。少量の漏れでもエンジン焼き付き等の重大なトラブルにつながります。使用を中止してプロに相談しましょう。

これらの対応策を実行することで、オイル漏れが発生した際に冷静に対処できるようになります。適切な対応をすることで、機械のトラブルを最小限に抑えることができます。

耕運機のオイル補充、交換方法

耕運機のオイル管理と適切な補充方法を知ることは、機械の長寿命と正常な動作に欠かせません。正しいオイルの選択から、補充手順、そしてオイル漏れを予防するための注意点まで、以下で詳しく解説します。

耕運機の正しい種類のオイルの選び方

耕運機には適切な種類のオイルを選ぶことが重要です。取り扱い説明書をよく読んでメーカーの指示に従い、エンジンオイルとギアボックスオイルの種類やグレードを選びましょう。

一般的に国内メーカーで使われるオイルは以下のものが多いです。

国内メーカーの耕運機で使われるオイル
  • エンジンオイル: 10w-30、5w-30
  • トランスミッションオイル: #80

耕運機のオイル補充、交換方法

耕運機のオイルは補充よりも交換をおすすめします。なぜなら、そもそも規定オイル量が少ないのでオイルが劣化しやすいからです。ミッション部に至っては入っている量を確認する方法が無い機種が多く、その場合オイルを抜き取って確認するしか方法がありません。

耕運機のエンジンオイルの補充、交換

  • エンジン部を水平に
  • 検油栓で検油する、交換ならドレンボルトを外してオイルを抜く。
  • ドレンボルトを元に戻してオイルを入れる

検油栓を抜く前にエンジンを水平にします。エンジンが水平でないとオイルが規定量の場合、検油栓を抜きとるとあふれてきてしまいます。タイヤの下に5cm程の木材をかましてあげると水平になります。

あとは検油栓を外してオイルを補充しましょう。

耕運機のトランスミッションオイルの補充、交換

  • ドレンボルトを外してオイルを抜く
  • ドレンボルトを元に戻して給油口からオイルを入れる

ミッション部はオイルの量の確認ができない機種が多いので基本的には交換をおすすめします。

まとめ:耕運機のオイル漏れのトラブルシューティングと解決法

  • 耕運機のオイル漏れは適切なメンテナンスが欠かせない
  • オイル漏れの主な原因はオイルシールやガスケットの劣化
  • 定期的なオイル交換と部品点検がオイル漏れを未然に防ぐポイント
  • オイル漏れが発生した場合は場所を特定して緊急性を確認
  • 耕運機の寿命を延ばすために正しいケアと専門家のアドバイスを活用しましょう

耕運機の正しいメンテナンスは、長く使うための鍵です。定期的なオイル交換と部品の点検を忘れずに行いましょう。オイル漏れには敏感に対処し、プロのアドバイスを受けることも大切です。正しいケアで、耕運機はいつまでも頼りになる相棒となることでしょう。

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この記事を書いた人

国家資格である農業機械整備士1級を所持。
整備の知見をいかして農業機械についての解説や整備に必要なコト、モノを紹介しています。

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